サウンドパートナー「高齢者には使えない?」「AN-SS2とAN-SS3の違い」など
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この記事にはサンドパートナーについて2つのことが書かれてます。
1つ目、サンドパートナーは高齢者にとっては扱いにくいということ。ただし、家族の助けがあればとても軽いしよく聞き取れるのでお勧めできると言う事。
2つ目、 AN-SS2と新しく出たAN-SS3の違いについて。かなりたくさんの機能があって進化していることを説明します。
サウンドパートナーを母にプレゼントしたが…
サウンドパートナーは、シャープが提供する首掛け型ワイヤレススピーカーです。軽量で装着感が良く、テレビやスマートフォンと接続し、手元でクリアな音を楽しめます。(写真はサウンドパートナーの初代AN-SS1)
サウンドパートナーを母にプレゼントした理由は、テレビの音量問題を解決したかったからです。母は加齢による軽度の難聴があり、特にドラマのセリフが聞き取りにくいことが多く、テレビの音量を上げがちでした。
お手元スピーカーはうるさい
以前は、お手元スピーカーを使っていました。テレビの音声を近くで聞けるため、音量を上げずに済むという利点がありましたが、家族からは"音がうるさい"と不評でした。特に静かなシーンでも音が響くため、同じ部屋で過ごしている家族には負担だったのです。
テレビ視聴には首掛けスピーカーがベスト
そこで、音漏れを最小限に抑えつつ個人でクリアに聞ける首掛けタイプのサウンドパートナーAN-SS1をプレゼントしました。
肩にかけるだけでクリアな音声が届くため、テレビの音を小さくしても問題なく楽しめるようになりました。特に家族との会話が邪魔されない点が好評で、"これなら快適にテレビが観られる"と喜んでいます。
電源スイッチが小さい
しかし、実際に使ってみると、高齢の母には電源スイッチが小さく、操作しづらいという問題もありました。指先が思うように動かないことが多いため、特に視力が弱くなっている方には電源のオン・オフに手間取ることがあります。
また、スイッチの位置もわかりにくく、暗い場所ではさらに使いにくさを感じることがあるようです。操作性の改善が求められるポイントといえるでしょう。
自分で充電できない
さらに、充電に関しても問題がありました。サウンドパートナーの充電端子はUSB Type-Bが採用されていますが、この端子は小さく、挿入する向きも決まっているため、母にとっては差し込みにくく感じるようです。
特に手先が不器用になりがちな高齢者にとって、細かい角度を合わせて挿入する作業は負担が大きいと感じました。
※最新型のAN-SS3hからUSB Type-Cに変更され、端子の向きを気にせず差し込めるため、多少は使いやすくなりそうです。
理想を言えば、専用の充電台があるともっと便利でしょう。置くだけで充電できる仕組みがあれば、細かい操作が不要になり、より快適に使用できると感じました。高齢者が自分で充電できるかどうかは、日常使いにおいて非常に重要なポイントです。
家族の手助けがあれば優秀なスピーカー
総じて、サウンドパートナーは高齢者が一人で使用するには少し難しい面もありますが、家族が充電や設定をサポートすれば非常に優れたスピーカーです。音質の良さや使い勝手の良さは申し分なく、特にテレビの音量問題を解決したい家庭にとっては心強いアイテムといえます。
サウンドパートナーAN-SS2の機能/価格
軽量でシンプルな設計のワイヤレスネックスピーカーです。テレビやスマートフォンと接続して使用でき、長時間の使用でも快適な装着感を提供します。また、内蔵マイクを搭載し、ハンズフリー通話にも対応。シンプルな設計と操作性が魅力。機械が苦手な方でも安心して使えるモデルです。
専用のワイヤレス送信機を使用することで、テレビとの接続が安定し、音ズレの少ないクリアな音を楽しめます。
AN-SS2の機能など
- クリアボイス機能
ドラマのセリフやニュースのアナウンスなど人の声がくっきりと聴こえる。 - 通信方式
Bluetooth 5.0(HSP / HFP / A2DP / AVRCP) - 低遅延設計
Bluetooth接続時の映像と音声のズレを最小限に抑えるaptX LLにも対応。 - 防滴仕様
キッチンやリビングでも安心。多少の水しぶきにも対応(IPX4相当)。 - デュアルストリーミング
付属のBluetooth送信機を使用した場合、本機2台で同時に同じテレビ音声が聴ける。 - ハンズフリー
電話の通話に加え、スマートフォンのGoogleアシスタント、Siriに対応、ハンズフリーで音声検索も可能。 - 連続再生時間
約2.5時間の充電で、約16時間利用できるため、頻繁な充電が不要。 - 付属品
Bluetooth送信機、マイクロUSB充電ケーブル、マイクロUSB給電ケーブル、オーディオケーブル(3極φ3.5o)
参考価格(税込)
- アマゾン:9,970円〜
- 楽天市場:10,150円〜
- ビックカメラ:10,730円
サウンドパートナーAN-SS3の機能(AN-SS2との違い)/価格
AN-SS3は、サウンドパートナーシリーズの最上位モデルで、バイブレーション機能による臨場感の強化や、より高音質なサウンド体験を提供するモデルです。
低遅延性能が向上し、Bluetooth経由での音声もさらにクリアになっています。従来機と同様、内蔵マイクを搭載しており、ハンズフリー通話にも対応しています。
AN-SS3は、複数のデバイスに対応し、軽量で使いやすいため、テレビ視聴だけでなく日常の音楽や通話にも便利です。
AN-SS2との違い
AN-SS2からAN-SS3に変わって追加または変更された点は下記の通りです。
- クリアボイスプラス
AN-SS2のクリアボイス機能をさらに進化させたクリアボイスプラスを搭載。シャープの補聴器「メディカルリスニングプラグ」で培ったノウハウが活用され、人の声が聴き取りやすさが向上。 - 通信方式
Bluetooth 5.3(HSP/HFP/A2DP/AVRCP/TMAP)
※SS-2は、Bluetooth 5.0 - バイブレーション機能搭載
低音強調時に振動することで、映画や音楽の臨場感を向上。 - 低遅延性能の向上
Bluetooth接続時の音ズレをさらに軽減し、より自然な音声再生を実現。 - 音声ガイド機能
操作状況を音声で案内し、視覚に頼らず簡単に操作可能。 - 本体の充電端子
特定の向きでのみ接続可能な「USB Type-B」から、上下左右対象で向きを考えずに接続できる「USB Type-C」に変更。 - ブロードキャスト機能
1台の送信機から複数台の本機で同じ音声を聴くことができる。
※SS-2は、2台のみ - ペアリング済みの送信機を同梱
商品出荷時に、すでに本機と送信機のペアリングが完了しているので、使い始める際の設定が不要。 - 2つのマイクを搭載
2つのマイクで、外部のノイズを低減するノイズリダクションと、口元の音声を集音するビームフォーミング機能を搭載。オンライン授業やWeb会議などでクリアな音声で会話が可能。 - マイクミュートボタン
オンライン授業やWeb会議などでワンタッチでマイクのオンオフ切り替えが可能。
上記以外に、マルチポイント接続や接続先切り換え機能も追加されております。
参考価格(税込)
- アマゾン:15,126円〜
- 楽天市場:15,440円〜
- ヨドバシ.com:19,800円
- ビックカメラ:19,800円
まとめ
シャープのサウンドパートナーは、肩にかけるだけでクリアな音を楽しめるワイヤレスネックスピーカーです。AN-SS1・AN-SS2・AN-SS3の3モデルがあり、軽量設計や低遅延、高音質など、それぞれ異なる特徴を持っています。
高齢者にとっては、小さな電源スイッチやUSB Type-B端子の充電が難しく、一人での操作には工夫が必要です。しかし、若年層の難聴者や夜間に一人でテレビや音楽を楽しみたい人には最適なアイテムです。音漏れが少なく、家族に迷惑をかけずにクリアな音声を楽しめるのが大きなメリットです。
特にAN-SS3はバイブレーション機能を搭載し、より臨場感のあるサウンド体験が可能。自分に合ったモデルを選び、快適な音環境を手に入れましょう。
シャープ 公式サイト
サウンドパートナー AN-SS2
サウンドパートナー AN-SS3
